前回に引き続き、スクリプトトリガ(OnLastWindowClose)を使用して、ログアウト情報を「起動履歴」テーブルに自動的に記録するスクリプトを作成します。
終了時スクリプトの作成
今回は、起動履歴の動作にあたる「ログアウト」を記録するスクリプトを作成していきます。
本記事は、前回を参照していただいた方向けに作成していますので、細かい部分は省力しています。詳細を確認したい方は、前回の記事 ⑩スクリプトトリガの活用 OnFirstWindowOpen を参照してください。
「スクリプトワークスペース」をクリックします。
新規スクリプトを作成します。
スクリプト名は「終了時スクリプト」とします。
入れ込むスクリプトは、下記の通りです。
前回との違いは、動作に挿入するテキストを「ログアウト」にするだけです。
スクリプトワークスペースを閉じて保存したら、FileMakerを終了する際にこのスクリプトが作動するように設定します。
OnLastWindowCloseの設定
「ファイル」→「ファイルオプション」を選択します。
「スクリプトトリガ」のタブを選択し、「OnLastWindowClose」にチェックを入れます。
「終了時スクリプト」を選択して「OK」を押します。
OnLastWindowCloseにチェックがつき、「終了時スクリプト」が指定されていることを確認して「OK」をクリックします。
一度、ウインドウを閉じてFileMakerを終了します。ウインドウを閉じた瞬間に、「終了時スクリプト」が作動します。
もう一度、ファイルを開いてスクリプトが正しく作動したか確認します。
ファイルを開いたら、レイアウトを「起動履歴」に切り替えます。
スクリプトは正しく起動していることが確認できました。
アカウント名が自動的に「Admin」になっているのは、デフォルトのアカウント名が「Admin」に設定されているからです。ちなみにパスワードは設定されていません。次回は、アカウントについて解説していきます。